モノづくり技術力向上コンサルタントの日記

経営と技術を取り持つ解釈士

【モノづくりの技術力向上コンサルタントが考える生産性向上その4~とりあえずはNGワード~】

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星@技術士です。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。

<良いものは売れる!?>
近年、新興国の台頭もあり
「良いモノが売れる」
ほど、日本製の品質と海外の品質は
ほぼ変わらない分野が急増しています。
液晶や、半導体が典型例。
韓国、台湾、中国などがトップを走っています。
「手作業品」
メイドインジャパン
「職人技」
・・・・・
<日本製はまだ世界一!?>
このようなキャッチフレーズはたくさんあります。
まだ、「日本製は世界一」
という感覚が多いからです。
テレビを
三星電子製でも良い」
というと、妻は
「ありえない」
と言います。
世界ではトップシェアを占める
ブランド品です。
日本製は海外でも
「良いモノ」
という認識は日本人程度持っています。
それではなぜ売れないのか・・・

<三方良しでなければ売れない!!>
「買い手良し」「世間良し」
がないからです。
単に「良いモノ=売れるもの」
という時代錯誤的な発想です。
買い手がいないければ、
「売り手良し」
にもなりません。
更に、最近では市場への投入リードタイムが
短くなってきています。
そのため、「とりあえずやってみてから考えよう」
という風潮がまだあります。
この考えでは、
「企画を感じないモノづくり」
「生産性を考えないモノづくり」
が中心となります。
その場しのぎの
「とりあえずモノづくり」
は、職場ストレスが続き、長期間
何もできないままで終わってしまいます。
「とりあえず」
・・・・・・
言っていませんか??

<まとめ>
今日は、「とりあえずはNGワード」についてお伝えしました。
一つ目は、良いものは売れる神話、
二つ目は、いつまでも日本品質にすがらない
三つ目は、とりあえずでは、三方良しにはならない、
でしたね。

経営のヒントになれば幸いです。
支援や相談等は
お問い合わせフォーム
からお願いします。
なんでも結構です。気軽にどうぞ。

【モノづくりの技術力向上コンサルタントが考える生産性向上その4~「景色」を変える~】

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星@技術士です。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。

<いきなりですが、マンネリ化って>
「マンネリ化」
ってご存知ですか?
私は、
「当たり前のことに気づけない状態のこと」
と考えます。
今までの知識や経験、そして自信やプライド・・・・・
世の中の流れや時代の気分や雰囲気、市場の求めるトレンド
は日々変化しています。
例えば、手順書やマニュアルが整わなかった時代は、
先輩のやり方を盗むことが重要でした。
そして、時間をかけて成長する時代でした。
終身雇用制という時代は、
中長期の人の育成方法として常識としていました。
しかし、ISO9000シリーズ所得が推奨されるようになった
1990年代以降、急速にその流れは
「生産性向上」
へシフトしました。
バブル崩壊という時代の雰囲気が一変したことから
急加速しました。

<急変化への対応力が企業の業績を分けた>
この急激な変化についていけない企業はたくさんしました。
何とか乗り切っても、
「空白の20年」
とも呼ばれるバブル以降の
日本のモノづくりは、
「生産性向上」
というマジックワード
低コスト生産
下請けたたき
人件費抑制
取引先の海外拠点化
という流れに翻弄されました。
そのしわ寄せが今の
製品偽装
検査改ざん
など・・・
あってはならないことをしてきた
ツケが表に出てきました。
この数年、やっとチャンスが巡ってきました。
今までの悪しき風習を
「悪いこと」
「良いこと」
に仕分けし、日本自体が正気を
取り戻しつつあるからです。
今が生産性向上の
「景色」
を変えるタイミングです。

<三方良しが基本>
本来の生産性向上は、
「三方良し」
です。
売り手良し
買い手良し
世間良し
となるようなモノづくりの
原点へシフトするのです。
売り手良しは「自社の強みを生かす」こと。
買い手良しは「新サービス提供」のこと。
世間良しは「経済発展と国民の持続的な発展」です。
自社の置かれている立場で
「3方良し」
が達成できることを再認識するアクションを起こしてみてはいかがでしょうか?

<まとめ>
今日は、「「景色」を変える」についてお伝えしました。
一つ目は、マンネリ化が市場の急変化への対応力の妨げに、
二つ目は、急変化の対応力が業績を左右した、
三つ目は、最後は三方良しでなければ生き残れない、
でしたね。

経営のヒントになれば幸いです。
支援や相談等は
お問い合わせフォーム
からお願いします。
なんでも結構です。気軽にどうぞ。

【モノづくりの技術力向上コンサルタントが考える生産性向上その4~本企画への思い~】

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星@技術士です。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。

今日からは、「生産性向上その4」について10回のシリーズで書いてみます。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。
4Mの「方法:Method」です。

<4Mのおさらい>
4Mとは、下記の頭文字を表しています。
人:Man
機械:Machine
お金:Money
方法:Method
です。
その1では、「人」の視点から9回にわたり書いてみました。
一番生産性に直結するのは「人」の意識、コミュニケーション、考え方など
だと考えます。
人が変われば、環境は変わります。
その2では、「機械」について書いてみました。
ツールとして使いこなすことを忘れず、いかに活用するか?がポイントです。
思考ツールに「PDCA」があります。
「コト」×「モノ」=「高価値」
についても書きました。
その3は、「お金」です。
お金は、機械同様に人の生活を豊かにするものです。
最近はお金を出せば手に入る時代になり、便利になりました。
お金がなければ「モノ」は作れません。
「機械」を保全するにも「お金」がいります。
生産性向上には欠かせない「お金」です。
お金は、労働により生まれます。
適正な労働環境とすることで
お金は循環します。
働き方改革を例に最後は書きました。

<方法がなければ伝わらない>
今回は、その4「方法」です。
モノづくりは
様々な「方法」
をもって生まれます。
また方法がある理由は、
なければ伝わらないからです。
特に、1つのモノづくりでも
企業それぞれ100社あれば100通り以上のやり方があります。
実体験をもとに、わかりやすくお伝えしようと考えています。
よろしくお願いいたします。

経営のヒントになれば幸いです。
支援や相談等は
お問い合わせフォーム
からお願いします。
なんでも結構です。気軽にどうぞ。

【モノづくりの技術力向上コンサルタントが考える生産性向上その3~時間をプレゼント~】

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星@技術士です。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。

<時間をプレゼントする>
単に、有効な時間を創り出して機会を与えることです。
それは、各人の課題をクリアする時間がもて、
生産性が高い仕事がお金を生むのです。
日本の企業風土といえば、
就業時間中は
従業員の時間を奪うことが
当たり前になっています。

働き方改革法>
仕事のやり方について上司から細かい指示を受けず、
働く時間も比較的自由に任されているはずの「裁量労働制」。
しかし現状では、
会社が適切な残業代を支払わないために
悪用されているケースも少なくないというのを知らない人たちが進めている。
データの改ざんという最悪のことまでして。
形式的には「裁量を与えている」として、
「自己管理」としているが、
実際には
企業側が
長時間労働を強制しているのです。
ロボットではないので、人は感情を持っています。
「忖度」
という言葉がはやったのも
日本人独自の文化からでしょう。
労働時間を長くすることが
成果につながるという考え方。
実は、一番生産性を上げて
時間延長なしに
理想の裁量労働制ができる方法があります。

<任せる、見守る勇気>
それが、
「任せる」
ことと
「見守る目を持つ」
ことです。
人は任される(信頼を得るとわかる)と、
がんばります。
就業時間が自由になった分、
働く時間が増える傾向にあります。
なぜなら、求められる業績は変わらないこと、
良い仕事しないといけない
などと考えていると、
つい仕事の「質」にこだわりすぎてしまうからです。
このような過剰労働を強いられる期間が長くなると、
慢性疲労
不眠症
うつ病
といった健康被害が発生する。
そのために、会社を退職せざるを得ないケースも増える。
何が自由になったのか・・
単に時間が自由になって任された分のプレッシャーが
大きくなり、まじめな人ほど労働時間は増え、
精神的にまいってしまう。

<見守ることが最重要>
そこで、「見守る目」が重要なキーワードとなります。
管理者の見守る目ができるかにより、
働き方改革の成功・失敗は決まる。
そこで、裁量労働制を課す場合の仕組みを考える。
管理者のポジショニングである。
まず、職務としての「管理者」を選任する。
職務は、労働環境(明るく働きやすい、忙しい人や困っている人を助ける)
に関する仕事のことです。
職場のスーパーバイザーを選任して、
業務の過負荷を業務管理責任者へ第三者の視点で
コントロールする。
時間管理と、進捗管理の役割を二分する。
この取り組みは、活力のある職場環境作りにもなり、
そこから生まれる製品・商品・サービスは
お客様に喜ばれるものになると考えます。
特に新入社員が入るこの時期は、
上司、先輩、部下という関係が新たに生まれます。
見つめなおす絶好の機会だと考えます。
時間をプレゼントした後は
見守る目が重要であることを
お伝えしておきます。

<まとめ>
今日は、「時間をプレゼント」についてお伝えしました。
一つ目は、裁量労働制が難しいわけ、
二つ目は、任せる勇気、
三つ目は、見守る勇気
でしたね。

経営のヒントになれば幸いです。
支援や相談等は
お問い合わせフォーム
からお願いします。
なんでも結構です。気軽にどうぞ。

次回は「生産性向上その4「方法」」です。

【モノづくりの技術力向上コンサルタントが考える生産性向上その3~時間管理の失敗はお金を奪う~】

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星@技術士です。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。

セミナー主催時に気を付けていること>
「次回のセミナーではもっと成長すること」
です。
受講生の貴重な時間とお金をいただいて講義をします。
当然、参加者は費用対効果を考えて参加します。
参加費だけでなく、わざわざ出向いてまで聞くことか・・・
という視点です。
これこそ、時は金なりです。
その期待に応えるべく、成長する約束をしています。
次回のセミナーは口頭模擬試験です。
口頭試験本番までに、受験生にあったスタイルを確立できるよう
指導する準備をしていきます。

<時間管理の失敗>
ところで、会議でもそうですが、時間管理をせず、
だらだらと目的のない会議が多いと
どうなりますか?
参加者のモチベーション低下は、
その後の生産性の低下を招きます。
義務感だけで、仕事をこなすようになり、
時間も管理できない
成果が低い生産を繰り返します。
つまり、時間管理の失敗がお金を奪うのです。
生産性を生まない時間が増え続け、
結果、従業員への給料を払うだけの対価が
薄れていくのです。
生産性を上げるには、動機付けする時間管理が重要です。
再度いいますが、人の時間を奪わないことが重要です。
足元を見直し、経営者として、会議企画者として
「時間軸」を中心にして
仕組みを変えていくことをお薦めします。

<まとめ>
今日は、「時間管理の失敗はお金を奪う」についてお伝えしました。
一つ目は、自分が気を付けていること(事例)、
二つ目は、時間軸を中心にすること、
でしたね。

経営のヒントになれば幸いです。
支援や相談等は
お問い合わせフォーム
からお願いします。
なんでも結構です。気軽にどうぞ。

【モノづくりの技術力向上コンサルタントが考える生産性向上その3~会議をなくすことが働き方改革になる!?~】

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星@技術士です。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。

<異業種交流会への参加で気付いたこと>
約1時間30分で、プレゼンテーション、紹介、出来事など
ステマティックに進めていく交流会へ参加しました。
冗長性をなくすため、
1分単位での時間管理をしています。
ビジター参加でしたが、衝撃的でした。
いままで、会社員で会議を開催し参加もしています。
これほど、時間管理とその時間内ですべきことが
連携が取れている会議の参加は初めてでした。
よく、
会議は生産性を落とす!!
会議時間は30分以内!!
座って会議しない!!
など・・・
形式的なことはよく聞きます。
今回は、全員参加・発言機会の均等化、意思決定の明確化
など、会議の本質を見せていただきました。

<必要な会議とは>
会議の目的と知りたい情報を共有して
次の活動につなげるための会議は
なくすべきではありません。
今回を機に、今までの会議への取り組みや
次への行動への布石といったことまで
考えつくすことの大切さを体感できたことに感謝です。
皆さんも、一度振り返ってみてはいかがでしょうか?

<やはり意思決定のプロセスが明確なことが大事>
まとめると、意思決定を明確にでき、次のアクションを円滑に共有できること、
これが会議の本質です。
働き方改革の名のもと、
会議の削減をしている企業は多いです。
しかし、必要でない会議とそうでない会議の判別が
納得いくものでしょうか?
いつまでも感覚的では、本当の働き方ができません。
経営陣から真の働き方改革をしてほしいものです。

<まとめ>
今日は、「会議をなくすことが働き方改革になる!?」についてお伝えしました。
一つ目は、全員参加・発言機会の均等化、意思決定の明確化、
二つ目は、必要な会議はなくしてはならない、
三つ目は、意思決定のプロセスが明確なことが大事
でしたね。

経営のヒントになれば幸いです。
支援や相談等は
お問い合わせフォーム
からお願いします。
なんでも結構です。気軽にどうぞ。

【モノづくりの技術力向上コンサルタントが考える生産性向上その3~労働環境改善~】

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星@技術士です。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。

お金を稼ぐ仕組みにするには、労働環境改善が必要です。
会社ではよく、
「会議の目的が明確でない」
「他人の時間を奪う」
ことがあります。
特にスキルのない上司によく見られます。
上司は、部下の仕事を円滑にかつ、滞りなくするのが役割です。
部下は、会社への貢献とその対価が均等になる働きを生むために、
スキルアップすること当時に成果を生むことです。
その役割達成のためにすべきことは何か?
このことを一人一人が考えアウトプットすることで、いいお金が流れます。
そろそろ、上辺だけの改善はやめませんか?

<会議の目的>
会議の目的が
「開催すること」
になっていませんか?
また、
「情報の共有の場所」
「上司に報告するための場所」
になっていませんか?
会議の目的は
「意思決定」
しかありません。
それまでのことは、参加者全員が理解しておくことです。
まずは、会議の目的を考えましょう。

<他人の時間を奪う>
仕事は横のつながりが重要です。
意思決定は縦のつながりです。
複雑化した社会では、
「斜めのつながり」
が重要です。
だから、3次元的にかかわりのある人との
調整が重要です。
自分だけの「時間軸」でないことを認識して、
「他人の時間を有意義にする」
意識をもってください。
ここで、「3次元的」な感覚とは、
X軸が横のつながり
Y軸が縦のつながり
Z軸が斜めのつながり
のようなイメージです。
仕事は一つの串刺しにはできません。
そのため、縦と横の交点である斜めのつながりか
Z軸を持たして、3次元的なつながりが必要です。
このようなつながりを意識できる組織体質へ
変更すべきです。
そうすることで、
人とのつながりをお金に換える
労働環境改善となるのです。

<まとめ>
今日は、「労働環境改善」についてお伝えしました。
一つ目は、会議開催が目的になっていること、
二つ目は、他人の時間を奪うのでなく有意義にすること、
でしたね。

経営のヒントになれば幸いです。
支援や相談等は
お問い合わせフォーム
からお願いします。
なんでも結構です。気軽にどうぞ。