モノづくり技術力向上コンサルタントの日記

経営と技術を取り持つ解釈士

【「スマホ市場の飽和とは 16年をピークに出荷減少」で想うこと】

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こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星(ビジネスネーム)@技術士です。
日経2/4からの引用です。

www.nikkei.com


スマホの市場の3割が中国です。


世界の人口比からしても、そうだと思います。


中国の景気減速と
中国ファーウェイといった「格安スマホ」がシェアUPしているために
競争が激化するばかり。


パソコンの普及停滞時と同じです。


市場は「成熟期」に来ました。


まだ、「衰退期」ではありません。


まだ、スマホに変わる技術が市場に認められていないためです。


しかし、携帯電話の普及から10年でスマホが急激に拡大した
過去を考えると、ウエラブル関係はいつブレークしてもおかしくありません。


もし、スマホから違った分野への移動が始まり、
乗り起これるとどうなるのか・・・・


過去1990年代の日本の半導体の衰退と同じことにならないように
市場を注視しなければなりません。


しかし、それまで市場飽和がつづくとユーザーからの
「コストダウン」要請が強まると業績は悪化します。


その見通しを経営者は考えなければなりません。


今から、コストダウン体力と新技術の先見性を鍛えておきましょう。


その手伝いいたします。

 

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【あなたの会社のコストダウン力は?大丈夫ですか?】

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こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星(ビジネスネーム)@技術士です。


人口減少、高齢化など、日本の経済は大きな変化の時期です。


長く働くための働き方改革
誰でもどこでも働ける場が提供できるIT技術といった、
過去の「人」中心の変革から
「人×コト」中心の変革へと変わっています。


今回のテーマであるコストダウンも然りです。


コストダウンとは、単なる生産性向上や仕入れ原価の低減ではなく、
「トータルコスト」で考えることが重要となっています。


企業の存続には、「利益確保」が重要です。


しかし、限られた範囲のコストダウン活動が多く、
十分な成果が上がらないのが現状でしょう。


理由は簡単です。


「コストはかかるもの」という意識を
「コストはかけるもの」への変換です。


つまり、コストコトロールです。


一番やってはいけないのが、
「無理、ムラ、無駄」から探すこと。


改善活動では定番です。


しかし、その前にやるコトがあるのです。


それが「データ収集」です。


簡単に言うと、どのコストを削減するのか?です。


そこで初めて、「無理、ムラ、無駄」が見つかります。


そして、コスト計画を策定し、
実施する上での課題や問題点を洗い出しましょう。


ここで気を付けたいことがあります。


「トータルコスト」です。


コストアップは容認することです。


あるAというものを30%コストダウンするには、
Bというものを20%コストアップしないといけない・・・・


この時の判断指標は、
①コスト比較
②製品の価値
です。


①は当然ですが、


②は2つあります。


1つは、品質・性能・機能維持・向上の視点。


もう一つは、魅力維持・向上です。


この2つを実現すれば、
理想的な「VE」が完成します。


VEとは価値工学ともいわれ、


製品やサービスの「価値」を、
それが果たすべき「機能」と
そのためにかける「コスト」との関係で把握し、
システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法


のことです(VEとは | 公益社団法人日本バリューエンジニアリング協会)。


中小企業の「VE」活動はまだまだです。


いまでも、


仕入れ原価低減


人件費削減


をしていませんか?

 

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【「ネット空間に国境」について想うこと】

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こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星(ビジネスネーム)@技術士です。
2019年1月27日の日経新聞の「情報資源に国境線 曇るネットの自由(データの世紀)
EUで英孤立/中ロにリスク」からモノづくりについて考えます。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40531090W9A120C1MM8000/?n_cid=NMAIL007


「データ資源が自由に行き交うネット空間に「国境」が引かれ始めた。


各国の個人情報保護規制や国際政治の動きを受け、大手IT(情報技術)企業が重要情報の保管場所を変更。


欧州連合EU)離脱(ブレグジット)で混乱する英国や監視社会化が進む中国からデータを遠ざける。


経済圏が分立し、世界のデータ流通が滞る懸念が出ている。」


つまり、今まで横断的に情報が共有できた社会でなくなることを意味しています。


「ネット逆鎖国」社会になるかもしれません。


現に中国は、米国の標的です。


今後は、各国に同じような「国境」ができてきます。


情報は、ネットの発展により、共有から「財産」へかわりました。


「情報」を買う時代です。


国内競争力強化を掲げた国は、情報をコントロールしていくのです。


我が国の中小企業の皆さんにも関係します。


物流は、情報社会が無くてはならない状況です。


作っても売れない、送れないでは企業は存続できません。


これからは、このような情報に敏感になり、商流を失わない、ロスしない方策を考えていく必要が増しています。


まだ、「警告」ではなく、「注意」レベルですが、
「警告」なる前から商流を考えていきましょう。


それには、顧客を知ること。
顧客がお金を得るための手段が何か?
商流の見極めは、顧客が握っています。

 

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【電子商取引(EC)の現場における消費者の変容】

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こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星(ビジネスネーム)@技術士です。
2019年1月25日の日経MJの「今年の「EC動向」予想してみた 変わるお金と時間の意識」から
モノづくりについて考えます。
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO40405750U9A120C1H56A00/
消費増税、キャッシュレス決済、働き方改革によるタイムシフトが始まる今年。
中小企業のチャンスは増えるのか?
それとも淘汰されるのか?
という視点で考えてみます。
電子商取引とは、英語ではe-commerc(イーコマース)といい、
略称がECです。
インターネット上で行う「商取引」のことです。
ネットショッピングですね。
EC事業の種類には、一般的に3つあります。
企業と消費者間取引「BtoC」(Business toConsumer)
企業間取引「BtoB」(Business to Business)
消費者間取引「CtoC」(Consumer to Consumer)
このEC事業は、年々増加しています。
理由は、
「利便性」
です。
いつでも、
どこでも、
買い物ができる。
または品定めができる、
ことです。
BtoC、CtoCも今後は伸び続けるでしょう。
日本人は、まだ現金主義者が多いです。
数年後は、ほとんど電子決済へ移行すると考えています。
IT化は、個人、企業に大きな変化を与えました。
EC化も同じです。
携帯電話のように急速な普及は
「利便性」
からスタートしています。
ECもスタートは同じです。
消費増税働き方改革により、
商売の仕方が変化するでしょう。
時間を気にしない買い方が
リアル店舗の活性化につながる可能性。
ネット決済でなく
リアル店舗での電子マネー化の促進・・・・
かもしれません。
それとも両方など。
結局、
時間
お金
の使い方が変化するときは、
ネットとリアルの使い分けがより明確になり、
モノだけでない、
「サービス・情報」を付加価値として
差別化する意識を持つべきです。
小回りの利く中小企業に勝機はあります。
この商機を逃さないために、
自社の強みである「技術力」を向上させて下さい。

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【エネルギー地政学的リスクは変化する!ことでわかること】

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こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星(ビジネスネーム)@技術士です。


2019年1月14日の日経新聞の「エネルギー地政学一変 米原油生産45年ぶり首位
脱・中東、米国第一が加速」からモノづくりについて考えます。

www.nikkei.com


エネルギーの地政学的リスクを一変させる技術革新が、「シェールオイル」です。
いままで掘削不可能なシェール層から原油を採取する技術です。

ja.wikipedia.org


アメリカファースト」の拡大要因でもあります。


中東に頼らないエネルギー政策の転換は、政治への影響が多大になりました。


モノづくりでも同じです。


いままで「頼らざるを得ない」ものは、


代替えができれば、すぐに変更されるリスクがあります。


「代替えがない」ことは、技術の発展により


なくなりつつあります。


「今の技術は世界一」は現状維持では、続かないことを示しています。


つまり、変化をし続けることが重要なのです。


変化は、顧客に合わせながらしないといけません。


顧客が、価値を決めているからです。


自社の経営で、顧客をどのように見ていますか?

 

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【ねじかんざしで、隠れたのニーズを検証!】

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日刊工業新聞社 2019/1/10「ニュースイッチ」より

 

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星(ビジネスネーム)@技術士です。


「ねじかんざし」をご存知でしょうか?


2018年5月頃、SNSで反響があり、700本以上売り上げている、


ネジをモチーフにした髪飾り「ねじかんざし」


です。

newswitch.jp

いまでは、異業種である「髪飾りのデザイナー」とのつながりができ、


「地域のモノづくりを認知してもらうきかっけ」となり、


地域の工場と連携しながら更なる開発をしておられるようです。


この「ねじかんざし」を「ニーズの階層化」してみましょう。


①明言されたニーズ
 新しいアクセサリーが欲しい。
②真のニーズ
 簡単につけられ、他にないもの。
③明言されないニーズ
 着こなしに合う種類が多いもの。
④喜びのニーズ
 安価で、複数購入できること。
⑤隠れたニーズ
 「それ、どこで売ってるの?」といわれたい。


この隠れたニーズは、「自己実現欲求」です。


「先進的な自分」、というイメージですね。


私もかんざしはしませんが、気になりネットで探しました。


皆に知ってもらうことが、この経営者の「自己実現欲求」になると考えます。


自社の技術で顧客の「自己実現欲求」を満たすモノは何でしょうか?


経営者の皆さん、
このような思考を実現させる人材不足で悩んでませんか?


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【顧客ニーズの階層化をすることで、隠れたのニーズがわかる!】

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星(ビジネスネーム)@技術士です。

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経済学者のドラッカーは、


「顧客と市場を知っているのはただ一人、顧客本人である。」
~「『創造する経営者』上田惇生訳、ダイヤモンド社」より


といっています。


つまり、「ほしい」という欲求は、市場にいる顧客に聞くしかない。


だからマーケティング論が重要とされています。


でも、それが全社うまくいけばいいが、できないことの方が多い。


なぜか?


企業独自の判断で顧客ニーズを探そうとするからです。


では、「企業独自の判断」とはなにか?


経営者の想いですね。


または、流行り。


AIもそうです。


なんでも「AI」搭載すれば売れる?のでしょうか?


結局、判断基準の一つに「AI」という流行があるだけ。


他が同じように「AI」を出せば、結局顧客は「同じもの」程度にしか思えません。


では、隠れたニーズは探求するには何が必要か?


それが、「ニーズの階層化」です。


ビジネスPCを購入する場合の階層を考えます。
①明言されたニーズ
 例えば、持ち運べるPCが欲しい。
②真のニーズ
 例えば、持ち運べるとは、軽くて、丈夫なもの。
③明言されないニーズ
 例えば、壊れても安く、すぐに修理できるもの。
④喜びのニーズ
 例えば、メモリ増設50%OFFなど
⑤隠れたニーズ
 例えば、外でいい「買い物」といわれたい。


この隠れたニーズを製品にどのようにして取り入れるか?
これが、「商品・製品の差別化」になるのです。

 

経営者の皆さん、
このような思考を実現させる人材不足で悩んでませんか?

 

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