モノづくり技術力向上コンサルタントの日記

経営と技術を取り持つ解釈士

【モノづくりの技術力向上コンサルタントが考える生産性向上その2~機械は使ってなんぼ~】

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星@技術士です。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。

<使ってなんぼの機械>
機械は、人が育てます。
「型」
を保つために、保守や改良をして・・・
いつまでも使える機械を作り出すことが重要です。
そうです!!
使ってなんぼ!!です。
使い慣れた機械は、痛いかゆいがすぐにわかります。
今日のご機嫌、調子・・・
健康でいられるよう、人は機械を育てて、
使ってともに成長するのです。
実は、商品や製品を世に出すことだけが
利益になるわけではありません。
企業自身が商品なのです。
ノウハウという知的資産は、
機械とともに生み出されます。

<他の業界では見たことのない使い方をしてみる>
最近、鯖江市の金属加工業がその例。
メガネの町で有名ですね。
眼鏡もチタンやアルミ、ステンレス、竹など・・・
様々な材料を様々な加工をして製品化されています。
メガネのイメージと「みみかき」を融合させた商品です。
機械は新しい使い方をされ、活躍していることでしょう。
新しいコトは身近にあります。
持っている力はまだ、
10%も出していないかもしれません。
自分の強み
地域の強み
日本の強み
をいかしたコトづくりで、
機械の生産性を高めましょう!

<コトづくりをすることで、機械は活躍する>
モノを作るだけでなく、体験といったものを売りにするのも可能です。
特に、古い機械はからくりに優れ、見た目にもインパクトがあります。
愛知県にあるトヨタ産業技術記念館には、自動織機が展示しています。

www.tcmit.org


エンジニアならわくわくする展示です。
展示物ではありますが、
メンテナンスを行い高速で動く織機は迫力があります。
同様に工場内部も見える化した企業も多くあります。
工場見学通路を設け、
見せる工場
を積極的に行う企業も多いです。
古くてもきれいで、機敏な動作をする機械を見たとき、
企業の品質の高さを肌で感じるいい機会になります。
ぜひ検討すべきだと考えます。

<まとめ>
今日は、「機械は使ってなんぼ」についてお伝えしました。
一つ目は、ノウハウは機械とともに生まれるもの、
二つ目は、生産性を高める方法は工夫次第、
三つめは、見せられる工場で信頼獲得、
でしたね。

経営のヒントになれば幸いです。
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