モノづくり技術力向上コンサルタントの日記

経営と技術を取り持つ解釈士

【モノづくりの技術力向上コンサルタントが考える生産性向上その2~人と機械の共存~】

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星@技術士です。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。

<ますます共存が重要>
機械は今日で最後です。
最後は、永遠のテーマ「共存」です。
技術士試験でも旧試験制度H22必須科目(論文)で出題されました。
https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/attached/attach_1543_1.pdf
当時は、手も足も出なかった記憶があります。
簡単に書くと、
今日の機械設計システムの問題点
(広範化・複雑化、ブラックボックス問題など)
を指摘しつつ、
人と機械の共存のあり方を問うもの
です。
日常業務から「技術の社会的影響」
理解している意識が高い人
でないと回答が難しい問題です。
当時は選択しませんでした。
今考えると、総監に近い問題でしたから、
「無理」と判断したようです。
機械は、人が便利になるように生み出されたものです。
共存が当たりまえです。
なぜ、いま共存か・・・
それは、便利になりすぎて
人が使いこなせないから
です。
使いこなせなければ、人の感覚とも合いませんね。

<事例:スマートフォン
スマホがいい例です。
いくら高機能のものを手にしても、
100%は使いこなす人は何人いるでしょうか???
モノづくりは、顧客が欲しいものを提供するという
基本的概念があります。
差別化や競争激化により、
基本概念が変わってきています。
より高機能なものをより安く。
新興国は、逆で
低機能でもより使いやすく、
です。
結局人が使うのです。
能力に合う機器、
つまり直感的なものが最後は生き残るのです。

ユニバーサルデザインの見直し>
機械と人との共存には、
(1)感性に合う
(2)直感的
(3)一目でわかる
など、
ユニバーサルデザイン的発想が大事です。
ユニバーサルデザインが最終的な
「共存」
のための考え方になると考えます。
誰のために
どのような困りごとを
解決するのか・・・
共存には大事なことだと考えます。

<まとめ>
今日は、「人と機械の共存」についてお伝えしました。
一つ目は、使いこなさなければ、機能は無意味、
二つ目は、事例(スマートフォン)、
三つ目は、ユニバーサルデザイン感覚、
でしたね。

経営のヒントになれば幸いです。
支援や相談等は
お問い合わせフォーム
からお願いします。
なんでも結構です。気軽にどうぞ。