【モノづくりの技術力向上コンサルタントが考える生産性向上その4~一瞬の輝きで終わらせない~】
こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星@技術士です。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。
<モノづくりの一発屋芸人!?>
芸人で「一発屋」は毎年出てきます。
ブームに乗り、一過性でもブレークする人です。
大体、残る人は10人に1人程度なのかと。
理由は何か?
モノづくりの視点で考えました。
(1)たまたま当たったスタイルが自分に合っていない。
よくある「思い付き」がブームに乗ること。
自分のスタイルではないため、無理して頑張るが
飽きてこられたタイミングでも、
それしかないので、すがるしかない。
(2)技術の裏付けが見えないため、ブームが過ぎれば共感力が薄れてくる。
開発ストーリーがないものは、形状や機能をまねされ、
単なる商品としての競争となる。
そのため、当初の魅力が薄れてくる。
価格勝負!!
(3)斬新すぎて、次の商品のインパクトが弱い。
最初が斬新すぎて、他がイメージできない。
買い手も売り手も・・・
打開するための商品づくりに苦労する。
(4)同じストーリーでつくると同じ系統しかできない。
応用がきかない。
これしかない!!モード。
視野が狭い状態で、本質の「モノづくり」は何か?
が見えていないときに陥る。
持論なので、ご容赦ください。
<一発屋にならない方法>
せっかくブレークしたのに、そのタイミングで
二の手三の手・・・を展開したいですね。
ブレークしたら、一発花火でなく、
派手ではありませんが、
広告となるバルーンを上げて、
その下につながっているモノづくりを
横断幕で天高く舞い上げてください。
モノの付加価値は、頂点にある
バルーンではなく、その下に続く
ストーリーであること、
そのストーリーから派生した
買い手が欲しいと考えるものを
情報としてもらうこと、
が一瞬の輝きで終わらせない
最良のストーリーと考えます。
<まとめ>
今日は、「一瞬の輝きで終わらせない」についてお伝えしました。
一つ目は、モノづくりの「一発屋」はなにか?、
二つ目は、掲げたモノでなくストーリーを派生させること、
でしたね。
経営のヒントになれば幸いです。
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