モノづくり技術力向上コンサルタントの日記

経営と技術を取り持つ解釈士

【モノづくりの技術力向上コンサルタントが考える生産性向上その4~目指すポジションを決め、考動を設計する~】

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星@技術士です。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。

<着地点はぶれないこと>
目指すところはどこですか?
経営者は、貪欲です。
目指すところは、変化する(悪く言えば「ぶれる」)
ことが多々あります。
従業員、その周囲のサポートする役員は振り回されていませんか?
経営者は、「一本筋」を通した着地点を設定し、
ステークスホルダーへの理解と行動を促さなければなりません。
皆が納得するように・・・
これが重要ですが、難しいとお考えでしょう。
簡単です。
「着地点はぶれないこと」
着地点へ行くまでの
「経路」
を風見鶏のごとく示すこと。
これだけです。
風見鶏は、
風向き、つまり経済状況や環境等を読むことです。

<身の丈を知ることから>
あとは、身の丈に合った考動を設計します。
この「身の丈」を知ることが重要です。
ジャンプしすぎると、一発屋になりかねません。
つまり、プロセスが論理的でなく、
またはイメージからズレ、
買い手が違和感を覚えた瞬間、
前回述べた
一発屋
への第一歩が始まります。
さらに、負荷が増し、
ポジションに行けなかったりします。
そこで、次に考動設計をします。

<考動設計って!?>
考動とは、これをしないような設計をしてくれます。
「考えて動く」こと・・・
単なる行動「行く動き」でないことが重要です。
「ポジション」を山登りに例えると、
山の頂点を目指す場合、
「ルート」を設定します。
険しいルートで最短コースを目指すのか・・・
それとも遠回りだが、身の丈のルートを選ぶのか・・・
ルートにはどのようなクリアしなければならない
課題があるのか?
など・・・
条件により方法はいろいろ考えられます。
しかし、その方法は身の丈でできることなのか?
という考動設計が重要です。
そのルートを選ぶ際、
モノづくりのストーリーとして、
どのようなストーリーが描けるのか?
も考えなければなりません。
ありきたりなことでも、
そのような課題を工夫して
クリアしたのか?
それを断片的に魅せるのぼりを
意識していくことです。
当然、生産性向上という課題も
含まれます。
これまで述べてきた「方法」から
一度掲げたバルーンに
のぼりを追加し続けることを意識してみてください。
自社内の生産性だけでなく、
買い手側とのつながりを意識した
真のモノづくりができると考えます。

<まとめ>
今日は、「目指すポジションを決め、考動を設計する」についてお伝えしました。
一つ目は、着地点はぶれないこと、
二つ目は、身の丈を知って、考動設計へ、
三つ目は、魅せるのぼりで、課題解決!!
でしたね。

経営のヒントになれば幸いです。
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