モノづくり技術力向上コンサルタントの日記

経営と技術を取り持つ解釈士

【あなたの会社のコストダウン力は?大丈夫ですか?】

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こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星(ビジネスネーム)@技術士です。


人口減少、高齢化など、日本の経済は大きな変化の時期です。


長く働くための働き方改革
誰でもどこでも働ける場が提供できるIT技術といった、
過去の「人」中心の変革から
「人×コト」中心の変革へと変わっています。


今回のテーマであるコストダウンも然りです。


コストダウンとは、単なる生産性向上や仕入れ原価の低減ではなく、
「トータルコスト」で考えることが重要となっています。


企業の存続には、「利益確保」が重要です。


しかし、限られた範囲のコストダウン活動が多く、
十分な成果が上がらないのが現状でしょう。


理由は簡単です。


「コストはかかるもの」という意識を
「コストはかけるもの」への変換です。


つまり、コストコトロールです。


一番やってはいけないのが、
「無理、ムラ、無駄」から探すこと。


改善活動では定番です。


しかし、その前にやるコトがあるのです。


それが「データ収集」です。


簡単に言うと、どのコストを削減するのか?です。


そこで初めて、「無理、ムラ、無駄」が見つかります。


そして、コスト計画を策定し、
実施する上での課題や問題点を洗い出しましょう。


ここで気を付けたいことがあります。


「トータルコスト」です。


コストアップは容認することです。


あるAというものを30%コストダウンするには、
Bというものを20%コストアップしないといけない・・・・


この時の判断指標は、
①コスト比較
②製品の価値
です。


①は当然ですが、


②は2つあります。


1つは、品質・性能・機能維持・向上の視点。


もう一つは、魅力維持・向上です。


この2つを実現すれば、
理想的な「VE」が完成します。


VEとは価値工学ともいわれ、


製品やサービスの「価値」を、
それが果たすべき「機能」と
そのためにかける「コスト」との関係で把握し、
システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法


のことです(VEとは | 公益社団法人日本バリューエンジニアリング協会)。


中小企業の「VE」活動はまだまだです。


いまでも、


仕入れ原価低減


人件費削減


をしていませんか?

 

経営のヒントになれば幸いです。
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