モノづくり技術力向上コンサルタントの日記

経営と技術を取り持つ解釈士

【モノづくりの技術力向上コンサルタントが考える生産性向上その2~リソースの活用~】

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星@技術士です。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。


<使いやすいリソースへの変更が活用への第一歩!?>
既存の設備やモノは、作るモノの特性に応じた
仕様のものです。
長年使っていると、問題点もはっきりしています。
しかし、長年使っているからゆえに、
問題点が見えにくくする
「慣れ」
が邪魔する場合があります。


<慣れはいいこともあれば、悪いことも>
「こんなもの」という感覚は、
ベテランになるほど強くなります。
その人が休むと、生産性は落ちるし、
ストレスたまる・・・
いいことがないため、初めてそのとき気付くこともあります。
そこがチャンスです。
一旦生産性を無視して、
機械の特徴を広い視点で観察してください。
もちろん、使ったことない人やベテランも。
今までの常識が非常識かもしれません。
ベテランの方は、不自由なことは
工夫をして解決しています。
それを、誰でもできるようにするだけで、
ベテランの人も代替えができる人が増え、
気が楽になります。


<経営側も同じ!?>
数週間の生産性より、
将来の生産性を考えてほしい。
生産性向上には2つあると考えます。
一つは、効率UP。
もう一つは、心のゆとり。
特に2つ目は、人の能力を発揮しやすい環境にするためには
最低限必要なこと。
あとは、人を活用するリーダーやマネージャーの手腕です。
今の日本の製造業は、リーダーとなる技術者が少ないように思う。
特に大企業。
中小企業から転職して5年。
つくづく感じている。
限られたリソースで最大の価値を提供する方法は、
俯瞰的な観察と分析、そして行動です。
それがリーダーです。
生産性向上には、目的の共有とととに
リーダーを支える体制を作ることが重要です。
そして、機械を人の役に立つ機械への転換を図りましょう。

 

<まとめ>
今日は、今のリソースの活用についてお伝えしました。
一つ目は、「使いやすい」への変更、
二つ目は、慣れはよいことばかりでなく、わるいことが!!、、
三つめは、経営の視点も同じ!!、
でしたね。

経営のヒントになれば幸いです。
支援や相談等は
「お問い合わせフォーム」
からお願いします。
なんでも結構です。気軽にどうぞ。