モノづくり技術力向上コンサルタントの日記

経営と技術を取り持つ解釈士

【モノづくりの技術力向上コンサルタントが考える生産性向上その2~でも機械はあくまでもツールであること~】

こんにちは、技術力向上コンサルタントの赤星@技術士です。
生産性向上の要因である「4M」の視点で
製造業の困りごとの解決の方向性を考えていきます。

<機械はツール>
機械は使いこなす人がいて、初めて価値を生むものです。
その使いこなす過程を売り物にするという考え方があります。
商品を作るプロセスに機械が関与します。
その使いこなすノウハウを魅せるのです。
自社の強みは、
機械を操り工夫をした結果である商品でなく、
その過程であること。
つまり、過程がないと生み出せない商品があること。
今まで価値がつかないと考えていた「コト」に着眼して
見てはいかがでしょうか?
商品という成果物は、価値はあります。

<価値・性能の変化>
近年のグローバル化によりモノの価値や性能は変化しました。
そのため、収益確保ができないという問題を抱え、
コストダウンをするための生産性向上に主眼が置かれた
20年です。
モノづくり力は低下して、思考は
「コスト競争」
「成果物競争」
に集中しました。
日本の文化や思想から考えて、
それに向かったことは間違いだったと感じます。

<原点は、おもてなし>
「おもてなし文化」である日本は、
人を会話し、売り手が価値を創造していくこと。
会話により、真の価値を探求してうまれた
「おもてなし」文化。
この文化の価値は、原価の見えないものです。
特に海外の人には、大きな価値です。
生産性を上げるには、価格がつけにくい価値を前面に出したい。
そうすれば自ずと、生産性は上がります。
つまり、強みが売れれば勝手に生産性は上がるのです。
その価値を提供するためのプランを模索しています。
パートナーが見つかり、協働できる日を想定して・・・・

<まとめ>
今日は、「でも機械はあくまでもツールであること」についてお伝えしました。
一つ目は、自社の強みは、作り出すノウハウの過程であること、
二つ目は、思考の変化により、モノづくり力は低下、
三つめは、原点は「お・も・て・な・し」、
でしたね。

経営のヒントになれば幸いです。
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